地域フィールドワーク
課題発見型プログラム
問いって何?どうやって見つけるの?
地域の人と一緒に、問い続けていこう
地域フィールドを題材に、のびのびと話し、考え、問いを繰り返す。
みなかみの人の生き様や考えに触れながら、生徒自身で事象を多面的に捉えるプログラムです。
多様な課題と向き合う
2泊3日プラン例
初日 13:00~15:30
課題の見つけ方を体験する
温泉街オリエンテーリング

(班別行動)
課題発見への導入として現地に赴き、地域の歴史、自然、成り立ちなどメンバーと一緒にあらゆる視点で考察し答えを導き出します。ゲーム感覚で地域を巡る、知力、体力、チーム力を要するフィールドワークです。
【班構成:1班5~7名】
20:00~20:30
活動の狙いを解説し、動機づけを促す
ファシリテーションを行います
まずは現地に行ってみることが、課題発見の第一歩
2日目 9:00~15:00
地域課題に取り組む実践者との対話・
体験型ワークショップ
これらの解決策はひとつではないでしょうし、その解決策が本当に正しいのかそれすらもわかりません。でも、この地域が好きで何とかしたいという気持ちから自分にできることを始めた人たちがいます。解決策を言われた通りに体験するのではなく、こうしたらどうだろう?もっと違う方法があるのでは?子供たちなりに解決策を一緒に考え実践するプログラムです。
【選択別10~40名】
20:00~21:00
地域の人の職業講話・交流会
地域の課題は多様。解決策はひとつではないかもしれない
3日目 9:00~12:00
課題解決の成功事例を体験する
リバー・ラフティング
みなかみ町のアウトドアアクティビティを牽引し続け、観光産業へと発展したリバー・ラフティング。自然環境に配慮しながら観光に生かし、外国人ガイドを受入れることで共に発展してきました。自然と人の共生、多様性を認め合い、持続可能な「観光立町」を実現してきた、先駆的な成功事例です。
【班構成:1ボート7名】
課題発見型プログラム/3日間例
期間:通年
体験時間:1日~ご要望に応じて
受入れ人数:15~350名
地域の本物に触れる 対話・体験型プログラム
選択制
昔から自然と人が共生しながら守り、
受け継がれている里山の知恵と技
地域の自然・人との真剣な対話と体験を通して
「伝承する意義」を考えるプログラムです
水をテーマに地方と都市のつながりや
自然と人の共生を考える
「地域探究ハイキング」
自然と人が上手に共生しているとして、ユネスコエコパークに登録されたみなかみ町。谷川岳・一ノ倉沢コースは多様な動植物が生息・生育し、独特の生態系が見られます。この手つかずの原生的な自然環境が利根川最初の一滴を生み出し、関東の水瓶として首都圏約3,000万人の暮らしを支えています。源流の水の冷たさ、透明感、空気のおいしさなどを五感で感じとりながら、人と自然が調和して生きることの意義を考える探究プログラムです。

ツアーの流れはこちら
谷川岳・一ノ倉沢コース
期間:5月下旬~11月中旬
体験時間:3時間~1日
受入れ人数:20~200名(1班13~15名/ガイド)
※雨天の場合、コースのアレンジあり
食の豊かさを次代に残す方法を考えてほしい

ふれあいの家

本多 貞良さん
うちは江戸時代から10代続く農家です。私の代になって、約30年前に養蚕農家からリンゴやブルーベリーなど果樹農家に転向しました。高齢化などで離農する家も少なくない中、加工品作りなど6次産業化も積極的に進めてこの豊かな土地を次代に残したいと思っています。りんご狩り、米や野菜などの農業体験を通じて、普段何気なく食べているものがどれだけの手間をかけて作られているかを知ってほしいし、自給率など大きな視点で未来の食を考えるきっかけになってほしいですね。

農業カレンダー
農業体験
期間:5月中旬~10月下旬(天候状況により変動)
体験時間:2時間30分~終日(約5時間)
受入れ人数:10~150名
※雨天の場合、田植え・稲刈りは中止
原点は、「人に喜んでもらうこと」

おめんの家

髙橋 はつ子さん
毎年秋に開催される地域の豊楽まつりで使われるお面を作り続けてきた父。亡き後も受け継いだお面作りの楽しさとおもてなしの心を伝えています。絵つけ体験に来てくれる子供達が楽しんでくれるのが嬉しくて、伝統の天狗面だけでなく時代に合わせたお面を取り入れて工夫しています。ここまで足を運んでくれた方々のために、珍しい農作物を使った加工品作りにも挑戦中。生活の中で身についた技や風習が人の喜びになる「おめんの家」が生きがいです。
おめん 絵付け体験
期間:通年
体験時間:1時間~
受入れ人数:1~50名
「苦労する」ことこそ、生きる力

わら細工の家

阿部 良子さん
昔はどこの家でも、夜なべをしてぞうりを何足も編んで履いていたんですよ。私の父も手先が器用で様々な生活用具を手作りしていました。その姿を見て育ったから、私にも感覚が残っているんですね。一見、シンプルなわら細工ですが、やってみると根気が必要です。苦労して自分の足に合ったぞうりを完成させた子供たちは大きな達成感を感じるようです。何でも簡単に手に入る時代ですが、苦労することが生きる力にもなることが伝わったら嬉しいです。
わら細工 工芸体験
期間:通年
体験時間:1時間~
受入れ人数:5~10名
対話を楽しむための基本的なマナー

事前に

  1. 普段と環境が異なる自然の中での活動です。現地の気候・風土など下調べをしましょう
  2. 活動の目的を十分に理解して臨みましょう
  3. 現地の環境に合わせた服装と持ち物を準備しましょう

現地で

  1. 自然の中は楽しいことも危険なこともあります。指導者の話や注意事項をよく聞いて行動しましょう
  2. 水や風の音を聞いたり、多様な動植物などを観察してみましょう
  3. 地元の人に、勇気を出して話しかけてみましょう
  4. 気になること、分からないことはそのままにせず、指導者に質問しましょう
  5. 貴重な自然を損なわないために、動植物を採取したり傷つけたりすることは禁止されています
  6. 持ち込んだゴミなどは必ず持ち帰りましょう
  7. 工具などを使う場合は適切に扱い、周囲にも十分配慮しましょう
  8. その日に活動したことを振り返り、感じたことを言葉にして、仲間と共有しましょう