みなかみ町は、関東最北の地。
新潟県との県境に位置しています。
新潟と群馬にまたがる三国山(みくにやま)は
三国山脈(みくにさんみゃく)の一部。
江戸時代には国境ルートとして、旅人が往来した街道でもあります。
いまでは、林間登山など自然学習の場として選ばれていますが、
一般登山や街道巡りを楽しむ方にも
是非ともオススメしたいお山です。
この季節は、新緑のシャワーが何ともうれしい〜登山道。
登り始めてまもなく、
緑の道に映える「にりんそう」という山野草が出迎えてくれます。
素朴ですが、可憐なお花をしばし眺め、なんだか優しい気持ちに(笑)。
さぁ、がんばって歩こうっと!
この季節の三国山登山は、時より吹く爽やかな風を肌に感じたり、
清冽な湧き水で涼をとったりしながら、
街道の歴史や自然界のふしぎにも触れることができます。
こちらは、桂(かつら)の木。
一つの株から、いくつも木の幹が伸びています。
朽ちようとする前に分離して、新しい幹が生まれるとか。
まさに命をつなぐ、” 不変 “の木ですね!!!
そして、この葉っぱをこするとシナモンのような
あま〜い香りがするようですよ。
自然を知るって、楽しいものですね〜。
あっ、でも香りがするのは、秋の落葉時期でーす。
ガイドさんがいらっしゃいました。
しばし耳を傾けていると、
ふむふむ興味深いお話が出てくる、でてくる!
山岳ガイドさんはまさに生きる知恵袋のようなお方。
地域に伝わるお話から
植物のことなどいろ〜んなお話が聞けます。
“ここだけ ” 話も、聞けるかも!?
三国山を歩いていると、
途中、様々なスポットに巡りあえるので
疲れを癒すことができます。
こちらの石は、江戸時代に整備された舗装の名残だとか。
当時、参勤交代のルートとして利用されていたため、
お大名行列が通行しやすいようにと、この険しい峠道を整備したとか。
先人の苦労が偲ばれますね。。。
しばらく登っていると、
遠くに見える白い山「苗場山(なえばさん)」 を
眺めることができたり、
黄色くかわいらしいお花をみることができます。
「オオバキスミレ」か「ナエバキスミレ」どちらでしょう。。。
スミレの一種で、日本海側の山地で生息している花のようです。
まさに日本海 新潟に隣接しているお山なんだ!
ということが分かります。
さぁ、いよいよ峠に到着しました。
ここが国境です!
こちらを境にして群馬県と新潟県にわかれます。
登ってきた方角が、新潟県湯沢町。
権現神社がありますねー。
こちらのパワースポットでお昼を食べ、
山頂アタックへの力をためておきましょう。
権現神社を背にして登っていくと
このような木道が続きます。
視界も開け、いよいよ山頂間近!
やった===!!
山頂でーす。
やっぱり登山は達成感がありますね〜〜〜。
つかの間の余韻に浸り、、、
さっ、景色を眺めたら、早々に下山して
温泉にざぶ〜んと入りたいものです♪
今回は、新潟県側から登り、同じ場所に下山してきましたが
群馬側へ抜けるルートも、茶屋跡があったりと
歴史を感じられる名所跡があります。
新潟側でも群馬側でも登山口近くの駐車場は、
大型バス5〜6台分相当のスペースはあるのではないでしょうか。
どちらにも駐車場がありますので
ルート計画をたてれば、シーズンにあわせた
お好みの登山ができるはず。
今はまさに新緑の季節。
日帰り登山にはちょうど良いコースで、
気持ちの良い汗を流すことができます。
是非、街道散策や自然を感じに
歩いてみてはいかがでしょう。