2016.02.26
不・思・議 体験 “ お茶講 ”

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「お茶講」ってご存知でしょうか?

私は、聞いたこともありませんでした。

座学と効き茶のようなことをするのかな? などと、勝手に想像をふくらませ

いざ、体験へ!

場所は、隣町の中之条町白久保地区にある、その名も「お茶講の家」。

その歴史は古く200年以上も前からこの地に継承されている、

大変貴重な民俗行事で国の重要無形文化財に指定されていました。

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“お茶講の家”は山奥にひっそりと佇んでいました。

茅葺きが風情を醸し出していて、いっそう期待が高まります。

 

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部屋には囲炉裏があり、ここで茶坊主なるお二人がお茶を点てます。

そして、しめ縄が張られていました。この空間は聖域とされているようです。

き、緊張。。身が引き締まります。

 

説明を聞くと、どうやら配合が異なる4種類のお茶を順不同で7回飲み、

お茶当てするというゲームのようです。

多く当てた人、全く当たらない人が多いとその年は良い年といわれ、

新年を占う行事とされていたのでしょうか。

正解者には、ご褒美として飴ちゃんがもらえます。

(正解者数によって、配当の数が異なるため、大穴を当てた人は大量の飴ちゃんが

もらえるんです・笑)

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参加者の名前は、手前の白い和紙(=「ササラ紙」)に花鳥風月〜で

「名乗り」名が付けられていました。私は、鳥です。

この「ササラ紙」は飲んだお茶を予想するときに使うもので

お茶を飲む都度、折り上げていきます。

 

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4種のお茶の配合表です。

これを頭に入れ、自分の舌の記憶を頼りに

さぁ、ゲームの始まりです!

 

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お茶坊主なる方が、みなさんに一服ずつ淹れてまわります。

 

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お茶はこんな感じ。

深みのある渋そうな色味ですよね〜。

最初に4種類のお茶を飲み、味を記憶します。

 

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この包み紙の中に本番用のお茶の名前が隠されています。

7袋はお盆の上でシャッフルされ、もはや、誰も知ることができません。

7服とも色と香りで判断することは困難で、どれも似通っています。

頼みは味のみ。

が、しかし、この味が薬草茶のような味で、苦みやら、甘み、果実のようなぷ〜ん

とした香りが判断を鈍らせ、7服飲み終わったころには、ちょっとしたパニックに

陥った感じでした。

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結局、一回しか当たりませんでしたが、飴ちゃんの配当は5個♪

 

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この日の高配当の方です(笑)

いいな〜。

ご褒美が何であろうと、真剣に挑んだ結果なので

やっぱり、羨ましい。

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こんなにたくさんの飴ちゃんが、みなさんの手元に行き渡りましたー。

みなさんの回答は独特の書記方法で記帳し、計算は、何と、そろばんです!!!

早くて、正確、無駄の無い方法なんですね、きっと。

 

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無形文化財ということで、身構えて参加しましたが、

終わってみると、1時間ちょっとの時間があっという間に過ぎていて、

カラダがふわふわしたような、何とも言えない不思議な感覚でした。

 

参加されたみなさんとは、初めて会う方ばかりなのに一体感を楽しむことができ

また、神様と同じ時を共有することができ、何だか清々しい気持ちになりました。

「ここち良い緊張と、集中のひと時だったなぁ。」

例えるなら、写経や座禅の後のような気分でしょうか。

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「また、体験に訪れたいな。」

すっかり”お茶講”のファンになってしまいました。

日常から少し離れて、頭をすっきりさせたい方にオススメです!!!

興味のあるかたは、こちらにぜひともお問い合わせください。

http://www.nakanojo-kanko.jp/