「明日、新しいお友達に会えるのが楽しみだな〜。」
「笑福。雪ん子冒険キャンプ」のもうひとつのテーマが
“地域の交流”です。
舞台となったのは、秘境「みなかみ町 藤原」。
山が深く、厳しい自然環境ではありますが、
しかし、その不便さ故に守られている伝統や文化、
いきいきと暮らす人々の息づかいのようなものが感じられる、
そんな、特別な場所ではないかなと思います。
藤原だからこそ!のとっておきをご紹介したいと思います。
こちらは、地元の小学生。
藤原の小学生はわずか10人。
新しいお友達と会えるのが、とても楽しみなのでーす。
かまくらを作って、前の日から皆さんが来るのを心待ちにしています。
「早く会いたいな〜。」
こちらも、地元スタッフ。
「ぼた」という郷土食と相性ばっちりの、
特製「けんちん汁」を振る舞います。
何か裏技(?)のような食べ方をレクチャーしているのでしょうかねぇ?
さて「ぼた」とは???
ここ、藤原エリアだけに伝わる、郷土食のこと。
ご飯を潰し(食感が少し残るくらいがポイント)、
自家製の胡桃味噌を乗せ、炭火で焼いて、アツアツを食べるというものです。
胡桃味噌の香ばしい香りが食欲をそそり
程よい甘さとしょっぱさが、癖になる味なんです。
参加された方に中には「もう一度たべたい〜!!」という声も。
味の記憶って、大事。永遠の思い出ですよね。
こちらは「かんじき」の履き方を説明している、村の生き字引
「阿部 惣一郎さん」。「ぼた」づくりの名人でもあります。
厳しい自然環境の中でも、生き抜く知恵と技を兼ね備えています。
まさに、世の宝。
長老の知恵と技、そしてこの笑顔を後世に残したい、いや、残さねば!
こちら、かまくらの中で「ぼた」焼きに集中しているのは
いつもニコニコ元気なアウトドア大〜好きの地元スタッフ。
元々は関西の和菓子屋さんの看板娘でしたが、
みなかみの自然に魅せられ、移住してきました。
たくさんあった「ぼた」も、あまりの美味しさに品薄状態に。。
かまくらの中は、モクモク煙りだらけ・・・。
スモーク状態になりながらも、みんなに美味しさを届けたい一心で
「ぼた」を焼きまくっていました(笑)。
参加した皆さんに、楽しく安全に外遊びするためのポイントを伝授。
自然と会話が弾みます♪
「ありがとう〜〜〜。あなたに出会えて、良かったー。」
お互いの人柄がにじみでている一枚ですね。
こちらの洞窟にある氷の物体は一体なんでしょう!?
氷筍(ひょうじゅん)と言います。
これは、2日目の「雨呼山(あまよびやま)」登山のドラゴンボールポイント
でもある「龍棲洞(りゅうせいどう)」で見ることができます。
珍しいのは、地面からにょろにょろ生えてるところ。
普通は、つららのように、上から下に向かって細くなる形が一般的ですが、、、
こちらは、逆。
水滴が下に落ちる際に凍って、それがゆっくり時間をかけ堆積し、
このように下から生えた生き物のような形に成長していきます。
そして、結晶が大きいため、透明度も高い!!
このにょろにょろの奇妙な物体、「氷筍(ひょうじゅん)」ができる環境として、
洞窟内の絶妙な温度が関係しているとか。
寒すぎても、もちろん暖かすぎてもダメ。-3℃の洞窟で出来るようです。
「龍伝説」とにょろにょろの生き物「氷筍」、、、
この神秘的な光景は、
1月下旬〜2月の頭にかけてが見頃です。
こちら、男同士、何だかいい感じ。
好きな子いる?
「うん。実は、気になる子がね。。。」
な〜んて会話が聞こえてきそう。
雪と地元人は、人を素直な気持ちさせてくれる力があるのでしょうか?
な〜んてね(笑)。
そこに暮らす人と、訪れる人のかけ合わせで生まれるコミュニケーションは、
まさに藤原MADE。
厳しい自然環境ながらも、知恵と工夫で日々の暮らしを豊かにする人々。
伝承される民族文化が今も息づく、希有な場所、藤原。
知らなかったことを発見する喜びが、ここにはあります。
きっとここにくれば、気持ちがゆる〜くなって
笑顔になれること間違い無し。
藤原に、また、来てね ーーーー。
待ってるよ〜。