水のみなもと
「みなかみ」
だから、できる
谷川連峰から流れる清冽な水、
多様な動植物が棲む森、
そして自然と共に生きる人々。
「みなかみ」は、自然をまもりながら
観光や農業、人々の暮らしにいかし、
自然の尊さを伝えひろめる
世界的モデル地域です。
特別なことをしなくても
「みなかみ」に
ふれあうことで
自然との共生はすすみ、
SDGs達成へと結びつきます。
「みなかみ」での体験は
知らず知らずのうちに、
世界に貢献し地球環境の存続に
寄与しています。
みなかみユネスコエコパーク

みなかみユネスコエコパーク

2017年6月 みなかみ町は自然と人間の共生社会を目的とする取り組みが評価され「ユネスコエコパーク」(正式名称は「生物圏保存地域」)に登録。みなかみ町では貴重な自然と人々の暮らしを次世代へつなぐ町づくりをすすめています。
SDGs未来都市

みなかみユネスコエコパーク

2019年7月 みなかみ町は国から「SDGs未来都市」に選定。豊かな森林資源をユネスコエコパークの理念のもと活用することで、経済・社会・環境の持続的な好循環を生み出し、地域と地域に訪れる人相互が潤う。それがSDGs未来都市「みなかみ」です。

町全体が学びのテーマパーク!

農山村の魅力がぎゅっとつまった、
みなかみ町へようこそ。
日本の真ん中。大自然の宝庫。
日本の真ん中、群馬県。みなかみ町はその群馬県の最北端、
水のふるさと利根川の源流に位置する町。
東京からわずか120分で類い希な自然に出会える場所です。
観光と農業の町。
泉質の異なる温泉が18湯、町内には8つのスキー場、クライマーを魅了し続ける谷川岳登山や、
利根川源流域でのラフティングなど自然をあますことなく活かしたアウトドアが盛んです。
また、良質な水と高低差のある地形、寒暖差のある気候から育まれたお米「水月夜」や
黄色いりんご「ぐんま 名月」は知る人ぞ知る人気のブランドです。
自然と人。
ここみなかみ町は、利根川のはじめの1滴が生まれる場所。
2000m級の山々に囲まれ、気候の変化が激しく、四季の変化を感じ取れる場所。
人の暮らしが自然とともにあり、自然から学び楽しむ先人の知恵が脈々と受け継がれています。
そして、この厳しくも美しい自然と、そこに住む人に惹かれ移り住む人も少なくありません。
みなかみ町は、生活エリアに山あり川あり、暮らしを面白くする人の集合体です。
みなかみ町で様々な産業に関わる方々に、
知る人ぞ知る「みなかみ情報」を
聞きました。
みなかみ町を本拠地に、
世界で活躍する
プロアドベンチャーレーサーが語る
「みなかみの魅力」
自然もインストラクターも「超一級」
アドベンチャーレーサー 田中正人さん

谷川岳でトレーニングする田中さんとチームメンバー

プロの目から見ても、これだけ東京に近くて、素晴らしい自然環境はなかなかありません。 利根川の上流では本格的な激流ラフティングができるし、谷川岳などは森林限界が低く見晴らしがよいので、自然の大パノラマを楽しめます。多くの専門家がここでトレーニングしながら働いているので、インストラクターのレベルは非常に高いですね。 私も移り住んで26年。水も野菜もおいしい。温泉も近い。住めば住むほどいいところだと惚れ込んでいます。

プロフィール

アドベンチャーレースの国内第一人者。数々の海外レースで実績を作る。自身が主宰するチームイーストウインド所属レーサー田中陽希さんが挑戦したNHK・BS番組「グレートトラバーズ」では、同行しカメラマンを務めた。講演活動多数。
谷川岳 一ノ倉沢「氷河の吐息」
山岳界の名物ガイド 正二さん

日本三大岩場のひとつ。
目の前には圧倒的なスケールの岩壁!

一ノ倉沢のハイキングコースはダイナミックな自然と絶景を手軽に楽しめることで人気です。特に初夏から夏にかけてのおすすめが、通称「氷河の吐息」。
古代に氷河が押した岩(モレーン)によって出来た岩と岩の隙間を縫うように流れる雪解け水の冷気を、スーッと感じられる場所です。
日本一のモグラ駅。高低差約70mの土合駅
谷川岳ドライブイン 社長淳喜さん

学校からの帰りは、いつもこの486段の過酷な昇りが待っていました(涙)。

谷川岳や一ノ倉沢への玄関口として登山客に親しまれている土合(どあい)駅。ホームから改札までは約10分、486段の階段のみ。私は部活動をしていないいわゆる帰宅部でしたが、通学時の階段昇りが部活みたいなもので高校のマラソン大会では800人中18位でした。
絶品!黄色い「りんご」で、幸せを届けたい。
りんご生産者 品子さん

自然の甘み100%りんごジュースもおすすめですよ♥

蜜た~っぷり、甘くてしゃきしゃきの黄色いりんご「ぐんま 名月」。生産量が少なく、なかなか市場に出回りませんが、一度食べたらやみつきになると評判です。
みなかみの土と水と空気に育まれたこのりんごを多くの方に食べてもらいたいという思いで、毎日畑に出ています。食べ頃は11月。是非、旬の味を楽しんでください。
夫婦で作り続けた木製カスタネット
木製カスタネット職人 冨澤さん夫妻

様々な種類の木を使って作るので、音や、手触り、色の違いなどが楽しめますよ♪

みなさんもきっと使ったことのある赤と青のカスタネットの大半は、みなかみ町がふるさとです。
最盛期には200万個以上を生産したことも。塗装の機械も洗濯機を改良して自分たちで作り、夫婦で半世紀以上作り続けてきました。残念ながら数年前には材料となる良質な国産ブナ材が入手できなくなり、生産を終えました。
しかし、今でもわずかですが、みなかみ町の間伐材を使い、手作りだからこそできる音の楽しさにこだわって、体験用に作り続けています。
川を守る!それが川を使う者の使命!
ラフティングガイド 小野さん

川で遊ぶお礼に危険物やゴミを回収して川をきれいにしています。

夏場には多くのラフティング客で賑わう利根川は、ここ、みなかみ町が源流。
上流はとにかく水がキレイで、水道水までおいしい! みなさんに安心して川遊びを満喫していただけるように、私たち川に携わるアウトドアの仲間は川での安全を第一に考え、連携して保護活動を行っています。
みなかみ町は関東地方!?
元中学校の先生 きみとしさん

藤原地区は雪がすごい!!

みなかみ町がある群馬県北部は、関東地方唯一の日本海側気候に属します。
冬になると越後山脈を越えて雪雲が流れ込み、雪の降る日が増えます。町内には9カ所のスキー場があり、中でも藤原地区は日本有数の豪雪地帯です。
この雪は、春から夏にかけて利根川の水となって、東京をはじめとする首都圏約2,700万人の喉を潤します。
ゲンジ・ヘイケが同時に見られる「月夜野ホタルの里」
Mr.ホタルガイド 福田さん

この土地で生命のサイクルをくり返すホタル。

上越新幹線上毛高原駅の裏にある田んぼでは、6月中旬から7月上旬にかけ、多い年では1000匹以上ものホタルが乱舞するスポットがあります。本来住む場所が違うゲンジホタルとヘイケホタルが、ここでは同じ場所で乱舞します。
人工的に繁殖したのではなく、天然自生するホタルが見られる希少なスポット。
地域ボランティアが協力して日々、環境の保全活動を行っています。
「量より質」の米作りを
ブランド米「水月夜」生産者 義光さん

利根川水系の良質な水と山すその傾斜を利用して作られる「水月夜(みなつきよ)」

利根川水系の良質な水と山すその傾斜を利用して作られる「水月夜(みなつきよ)」。
食味値86点以上というブランド米の高い基準を満たすため、通常の田んぼより30%程生産量を減らして米を作っています。農薬や化学肥料を減らす特別栽培米にもチャレンジしています。